厳冬期車内閉じ込め実験 ~電気自動車(EV)を活用した検証~ を実施しました!

2021年1月8日(金)20:00~9日(土)6:00の10時間、北見工業大学地域と歩む防災研究センター(SAFER)との共同研究として、厳冬期車内閉じ込め実験を実施しました。

例年、日本赤十字北海道看護大学が主催する厳冬期避難所展開・宿泊演習(通称:厳冬期災害演習)に参加し、災害時におけるEV車両の有用性を検証してきましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID19)拡大防止の観点から同演習が中止となったことを受け、オホーツクEV推進協議会として継続的な取組を実施したものです。

今年度の実験では、EV車両を3台準備し、実験開始5時間後に各車両の設定を変更する等、幅広い検証を実施しました。

【各車両の検証概要】

車両A:外気温・車載エアコン設定温度によるEV充電残量への影響を把握

車両B:スマホ充電、ライトの使用によるEV充電残量への影響を把握

車両C:立ち往生時を再現するため、車両を雪で埋め、EV充電残量への影響を把握

上記3台のEV車両を外気温氷点下7~15℃の屋外に一晩(20時~6時の約10時間)放置しました。

検証の結果、外気温、車載エアコン設定温度によるEV電力消費への影響が比較的大きく、スマホ充電や室内灯・ヘッドライト・ハザードランプ点灯については、EV電力消費への大きな影響はないという結果となりました。しかし、令和元年度の検証結果と比較し、令和2年度は外気温が2~2.5℃程度高かったものの、電力消費が同一であった等、想定とは異なる結果が得られたこともあり、これまでとは異なる外気温、エアコン設定温度による検証等の継続的なデータ蓄積が必要であることも示唆されました。

今回の検証で最も電力消費が大きかったのは、車載エアコン設定温度25℃オート設定、スマホ充電や室内灯・ヘッドライト・ハザードランプを常時点灯していた想定の車両でしたが、本検証を通じ、10時間の立ち往生前後で北見-網走間片道程度の走行距離が確保可能であるという結果となりました(北見-網走間片道:約42.6km)。

近年、電気自動車の研究・開発が進み、バッテリー性能が向上(62kwh、90kwh等)しています。これまで検証を行ってきたバッテリー容量40kwhのEV車両に加え、大容量のバッテリーを搭載したEV車両による検証が必要であると考えられます。

今後もオホーツク地域でのEV推進に向け、様々な視点から継続的な取組を実施していきます!

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